シニア犬の体調不良はドッグフードのタンパク質が原因?今すぐ見直すべきポイントとタンパク質ローテーションのやり方

シニア犬の飼い主様。

「最近、ドッグフードを食べた後にお腹を壊すようになった」「痒がって夜も落ち着かない」といった症状が増えてきたと感じたことはありませんか?

実はその不調、「年齢のせい」ではなく、蓄積型アレルギーが原因かもしれません。

シニア期に入ると、愛犬の体は想像以上に繊細になるものです。だからこそ、「ドッグフードのブランド選び」だけでなく、「どのタンパク質を主成分にするか」が、日々の体調管理の鍵を握っています。

この記事では、シニア犬のアレルギー症状の原因や適切なタンパク質の選び方について、わかりやすく解説しています。

*本記事は有益な情報発信を目的としており、医療者としてのアドバイスではありません。

愛しいシニア犬の「最近の不調」、もしかして「歳のせい」と諦めていませんか?

シニア期を迎えた愛犬との暮らしは、かけがえのない喜びと同時に、少しずつ増えてくる体調の変化に戸惑うこともありますよね。

  • 「最近、ドッグフードを食べた後にお腹を壊すようになった…」

  • 「夜中に体を痒がって落ち着かない様子を見ていると、胸が締め付けられる…」

  • 「急にフードの食いつきが悪くなったのは、もう歳だから仕方ないのかな…」

そう感じている飼い主様は、決して少なくないはずです。愛犬のちょっとした変化にも敏感に気づき、心配されるそのお気持ち、痛いほどよくわかります。

例えば、こんなご経験はありませんか?

事例1:突然の下痢や軟便

これまで何年も同じフードを食べていたのに、ある日を境に食後にゆるい便が続くようになった、という経験はありませんか? 便が水っぽくなったり、回数が増えたりするたびに、「またお腹を壊したのか…」と心配になりますよね。動物病院では「加齢による消化機能の低下」と説明されることも多いですが、それだけでは納得できない、本当にそれだけが原因なのかと不安に感じている飼い主様もいるかもしれません。もしかすると、長年の食生活の中に隠された別の要因が、愛犬のデリケートになった腸に影響を与えている可能性も考えられます。

事例2:止まらない皮膚のかゆみとフケ

愛犬が体を掻きむしる姿を見て、どうしてあげたらいいのかと胸を痛めていませんか? 特に夜中に痒がって眠れない様子を見ると、飼い主様もぐっすり眠れない日が増えているかもしれません。皮膚が赤くただれたり、毛が薄くなったり、白いフケがパラパラと落ちるようになったりすると、何かの病気ではないかと心配になりますよね。市販のシャンプーを試したり、動物病院で処方された薬を塗ったりしても、一時的には良くなるものの、しばらくするとまた元の状態に戻ってしまう、そんな堂々巡りに疲れてしまっているかもしれません。

事例3:涙やけや目の周りの炎症

愛犬の目の周りが常に涙で濡れていたり、赤くただれていたりする症状に気づいていませんか? 毎日丁寧に拭いてあげているのに、なかなか改善せず、かえって炎症がひどくなる一方だと、見ていて辛くなりますよね。涙やけは単に見た目の問題だけでなく、かゆみや不快感を伴うこともあり、愛犬のQOL(生活の質)を著しく低下させてしまう可能性があります。原因が分からず、どう対処して良いか途方に暮れている飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。

事例4:肉球や指の間を舐め続ける

愛犬が執拗に足先や肉球、指の間を舐め続ける様子を見かけることはありませんか? 痒みがひどくなると、舐めすぎた部分の毛が赤茶色に変色したり、皮膚が炎症を起こしてただれてしまったりすることもあります。エリザベスカラーをつけても、ストレスからくる行動かのように、別の場所を舐め始める子もいて、なかなか根本的な解決に至らず、頭を悩ませている飼い主様もいるかもしれません。この行動は、単なる癖ではなく、体の中に何らかの不調が隠されているサインかもしれません

事例5:原因不明の食欲不振

これまで大好きだったはずのご飯に、急に興味を示さなくなった愛犬の姿に、大きな不安を感じていませんか? 食事の時間が、愛犬にとってだけでなく、飼い主様にとっても憂鬱な時間になってしまうのは、とても辛いことです。動物病院で健康診断を受けても「特に異常は見られない」と言われ、原因が分からないまま、愛犬の体重が減っていくのを見ているのは耐えがたいものです。元気がない様子や、以前のように楽しそうにご飯を食べてくれない姿を見ると、「このままで大丈夫なのだろうか」と、心配でならないことでしょう。


長年、当たり前のように与え続けてきたドッグフードの「タンパク質」が、実は愛犬の体内で蓄積型アレルギーという形で、ひそかに負担をかけ続けている可能性があるのです。チキンやビーフ、大豆といった「定番」の食材だからこそ、知らず知らずのうちに体が異物と認識し、ある日突然、皮膚のかゆみや消化不良としてサインを出し始めることがあります。

シニア期に入った愛犬の体は、私たちが思う以上に繊細で、これまで問題なかったことが急に影響を及ぼすようになることもあります。だからこそ、今こそ「ドッグフードのブランド選び」だけでなく、**「どのタンパク質を主成分にするか」**という視点を持つことが、愛犬の健康を守る上で非常に重要になってきます。




アレルゲンになりやすい食材は?シニア犬に避けたいタンパク源一覧

蓄積型アレルギーとは、長年同じタンパク質を摂取し続けることで、免疫システムがその成分を“異物”とみなし、過剰に反応してしまう現象です。特にチキン、牛肉、大豆、乳製品などはドッグフードとしての使用頻度が高く、知らず知らずのうちにアレルゲンとして蓄積されるリスクがあります。

加えて、ドッグフードの加工過程でタンパク質が高温変性すると、自然な構造が失われ、消化しづらい状態になります。これにより、長年同じドッグフードを与えていたとしても、犬の身体が「正常な食材ではない」と判断し、炎症や下痢といった免疫反応を引き起こしやすくなることがあります。このような背景から、アレルギー対策では単に「食材を変える」だけでなく、その食材の“摂取歴”や“加工の質”にも注目することが重要です。

この章では、アレルギーの原因となりやすいタンパク質と避けたい食材について、以下の表とともにわかりやすく解説します。

食材カテゴリ 具体例 アレルゲンリスク 注意ポイント
動物性タンパク 牛肉・鶏肉・ラム肉 長期摂取による蓄積アレルギーの可能性
乳製品 ヨーグルト・チーズ・ミルク 乳糖不耐性による下痢や嘔吐の恐れ
植物性タンパク 大豆・小麦グルテン・とうもろこし 消化吸収率が低く、腸内で炎症を起こしやすい
副産物原料 内臓・骨・皮・羽 中〜高 品質にばらつきがあり、酸化・劣化の懸念
合成添加物 香料・着色料・保存料 微量でもシニア犬の免疫に負担がかかる

チキンや牛肉が定番なのに、なぜアレルギーを引き起こす?

チキンや牛肉は、ドッグフードで最もよく使われる主要なタンパク源です。しかし近年、これらがシニア犬のアレルギー原因となるケースが増加しています。

同じタンパク質を毎日のように摂取し続けることで、先に触れたように、体がそれを“異物”と誤認して反応する「蓄積型アレルギー」を引き起こしやすくなるためです。特にチキンに関しては、皮や内臓といった副産物が使用されることが多く、栄養価にばらつきがあるだけでなく、脂肪分が酸化しやすいという問題もあります。この酸化したチキンの脂肪は、シニア犬の消化器への負担を増やすだけでなく、腸内環境の悪化や皮膚トラブルの引き金になることもあります。

古い油物を摂取して胃もたれを起こすのと同様に、消化器に負担をかける可能性があります。さらに、チキンや牛肉はいずれも高温で加工処理されるため、タンパク質の構造が変性し、消化吸収が難しくなる傾向があります。この変性タンパクが、免疫システムにとって“自然ではない成分”と認識され、結果的にアレルギー反応を誘発してしまうのです。また、牛肉は脂質の多さから、シニア犬にとっては特に消化しにくい食材とされています。

タンパク源 含有されることの多い部位・加工 潜在的リスク 蓄積型アレルギーの可能性
チキン 皮・骨・内臓など副産物中心/高温加工 栄養価のばらつき/酸化リスク ◎ 高頻度使用により免疫が過敏に反応
牛肉 筋肉・脂肪・内臓/脂質が多め 脂質過多/消化不良/アレルゲン認識 ◎ 蓄積により皮膚炎や下痢の原因に
乳製品 脱脂粉乳やホエイなど/加工原料 乳糖不耐症リスク/下痢の原因 ○ 過剰摂取で腸内トラブルを招く
大豆 植物性タンパク/加工大豆ミールなど 消化吸収性の低下/膨張性あり ○ 継続摂取で腸や皮膚に影響

牛肉が愛犬の元気を奪う?消化とアレルギーに関わるリスク

牛肉は栄養価が高く、食いつきも良いことから、多くのドッグフードに採用されている一般的なタンパク源です。しかし、シニア犬にとっては牛肉が注意すべきリスクを含んでいることもあります。

まず、牛肉にはチキンやポークに比べて脂質が多く含まれています。年齢とともに消化機能が衰えてくるシニア犬にとって、脂質の多い食材は消化不良や軟便、さらには慢性的な胃腸トラブルの原因となる場合があります。特に牛肉は、同じく人気のあるタンパク源であるチキンと比較しても消化に時間がかかりやすく、胃腸への負担が大きいとされています。この「消化のしづらさ」が、食後の不快感やお腹の張り、長期的な栄養吸収の乱れへとつながるケースも見られるため、シニア犬にとってはたとえ好物であっても、牛肉の摂取量や頻度を見直す必要があります。

主食にもぴったり!シニア犬のアレルギー対策に「鹿肉」という選択肢を

アレルギー体質の愛犬を持つ飼い主にとって、「毎日何を食べさせればいいのか」は悩みの尽きないテーマです。特にシニア期に差しかかると、消化機能の低下や体調の変化も重なり、フード選びはより慎重にならざるを得ません。そこで、いま注目を集めているのが“鹿肉”です。

鹿肉は低アレルゲン食材として注目される理由

鹿肉は、チキンや牛肉などの一般的なタンパク源と比べて、犬の食事履歴上で摂取頻度が少ないことが多く、アレルゲンとして認識されにくいといわれています。特に、蓄積型アレルギーに悩む子にとっては、新しいタンパク源として安心して与えられる食材です。

アレルギーのリスクを減らしたいと考えている飼い主にとって、鹿肉は理想的な選択肢といえるでしょう。


シニア犬の胃腸に優しい、高タンパク・低脂質

鹿肉のもう一つの魅力は、高タンパクかつ低脂質であること。内臓機能が低下しがちなシニア犬でも、胃腸に負担をかけずに栄養をしっかり摂取できます。

さらに、鉄分やビタミンB群など、体の活力を維持するために欠かせない栄養素も豊富に含まれており、日々の健康維持にぴったりです。


無添加・シンプル製法で体にやさしい

市販のドッグフードの中には、香料や保存料といった添加物が含まれているものも少なくありませんが、鹿肉フードは無添加・シンプルな製法で作られている商品が多いのも特長です。

余計な加工がない分、アレルギーや消化トラブルのリスクが低く、体調に不安のある愛犬にも取り入れやすいというメリットがあります。


主食にも、ローテーションにも使える万能食材

鹿肉は、「毎日の主食」として継続的に与えるのも良いですが、「ローテーション食材」として週ごとに別のフードと組み合わせる方法もおすすめです。愛犬の体質や反応を見ながら、無理なく続けられる食事スタイルを見つけましょう。


「長く元気にいてほしい」と願うなら、まずは鹿肉から

これからシニア期に入り、免疫力の低下や胃腸トラブルといった健康リスクが高まる前に、食事環境を見直しておくことはとても大切です。

「少しでも長く、元気で健やかに過ごしてほしい」と願うなら、その第一歩として“鹿肉フード”を取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。


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FAQ:よくある質問

アレルギー対策にも選ばれるメゾン・ド・ジビエ。実際のよくある質問をまとめました。

Q:アレルギー物質は入っていますか?

A:メゾン・ド・ジビエには、アレルゲンフリーを標ぼうするため、アレルギーを引き起こしにくい食材のみを、品目、産地ともに厳しく選りすぐり、製造においてもアレルギー物質が微量でも混入しないよう、万全の注意を払い、みなさまへ商品をお届けしています。アレルギー反応には、交差反応やごくまれに米に対するアレルギーも存在する場合がございますので、ワンちゃんの様子がおかしい場合にはアレルギー専門の獣医さんにご相談ください。


Q:メゾン・ド・ジビエを食べるとアレルギーが治るのでしょうか?

A:メゾン・ド・ジビエは医薬品ではありませんが、動物病院のアレルギー専門医の臨床試験を経てアレルギー反応が出にくいことを確認済み(「天然鹿肉と有機玄米のやわらかリゾット」)ですので制限食・療法食としてお使いいただけます。アレルギーの心配が少なく、安心して美味しく続けられることから、中長期でアレルギーをケアした、理想的で健康的な食生活の実現を可能にします。


Q:穀物やグルテンは体に良くないと聞いたのですが大丈夫でしょうか?

A:「穀物は犬の身体に良くない」は間違いです。数万年かけて犬が狼から進化する過程で肉食から雑食へと食性が変化しました。また、グルテンは小麦に多く含まれている成分であり、愛犬にとって消化負担が大きく、アレルギーを発症する原因物質となることがあります。しかしながら、すべての穀物がグルテンを含んでいるわけではありません。メゾン・ド・ジビエの使用する「玄米」はアレルゲンとなるグルテンを含まない素材のため、安心してお召し上がりいただけます。さらに、メゾン・ド・ジビエの製品は、リゾットやドライフード、ジャーキーすべてにおいて小麦をつなぎとして使用していません。

 

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