愛犬のために後悔しない無添加ドッグフード選びの正しい知識! 無添加って本当?信頼できるフードの見極め方

「無添加のドッグフードって本当に健康にいいの?」
「いろいろ試したけど、うちの子に合うフードがなかなか見つからない…」
そんなふうに感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そのためにもまず、「無添加」や「ナチュラル」といった言葉の正しい意味を知っておくことが大切です。

パッケージの表記だけで判断せず、本当に安心できるフードかどうかを見極める知識が、愛犬の健康を守る第一歩になります。

この記事では、「無添加ドッグフード」が本当に犬の健康に良いのかどうか、その根拠や選び方のポイントをわかりやすく解説します。

無添加ドッグフードとは?まず知っておきたい表記の仕組み

  • 「無添加ドッグフード」といっても、法律で厳密な定義はない

  • 一部の添加物だけを使用していなくても「無添加」と表示できてしまう

  • 「完全無添加」や「100%無添加」と記載されたドッグフードのほうが信頼度は高い

  • 添加物には、安全性が高いものと避けたいものがある

  • 原材料表示を正しく読むことが、安心できるドッグフード選びの第一歩になる

「無添加=安心」と思っているワンちゃんの飼い主さんは多いですが、実はどこまでが無添加かは商品によってバラバラです。

ドッグフードの無添加には、「特定の添加物のみ不使用」といった部分的な無添加というものもあるからです。

たとえば、「香料だけ不使用」でも「香料無添加」と書けるため、一見安心に見えるパッケージでも、合成保存料や着色料が使われている場合があります。

これはドッグフードの「無添加」に関する法的な定義が曖昧なのが原因です。

ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)では、添加物の使用自体は禁止されていないうえ、表示も義務ではないため、メーカーごとに表記の基準が異なります。

だからこそ、ラベルを見るときには「完全無添加」「100%無添加」など、明確な表現があるかをまず確認しましょう。


まず知りたい!ドッグフードの「完全無添加」「100%無添加」と「無添加」「ナチュラルフード」の表記の違い

表記

意味・定義

添加物の扱い

使用される原材料

完全無添加

すべての添加物を一切使用していない

香料・保存料・酸化防止剤などすべて不使用

天然素材のみ。加工も最小限

100%無添加

完全無添加とほぼ同義で強調表現

化学的添加物は一切使わない

ヒューマングレードや国産素材が多い

無添加

一部の添加物を使っていない

例:香料だけ不使用など部分的なケースも

原材料の品質にばらつきあり

ナチュラルフード

自然食に近いフード。定義は曖昧

安全性の高い添加物(サプリ等)は含む

人間が食べられるレベル(ヒューマングレード)

ナチュラル無添加

ナチュラルフード+無添加の要素を両立

人工添加物なし+安全な添加物のみ使用

素材・栄養・安全性のバランスが高い

ドッグフードに記載される「無添加」表記には、上記の表のように大きな幅があります。

「完全無添加」や「100%無添加」は、保存料・酸化防止剤・香料などの人工添加物を一切使用していないという意味で使われることが多く、食材のナチュラルさをとことん追求したフードです。(※メゾン・ド・ジビエのジャーキー類リゾット(ウェットフード)は完全無添加です)

一方で、「完全無添加」や「100%無添加」のドッグフードは、保存性や栄養バランスに課題がある場合もあります。

人工保存料を使わない分、開封後の劣化が早く、酸化した脂質を摂取することで胃腸に負担がかかったり、下痢や嘔吐を引き起こすリスクもあります。

「完全無添加」や「100%無添加」のドッグフードの中でも、ビタミンやミネラルが不足したがいなものの場合、成長期の子犬や体力の落ちた高齢犬にとって栄養不足の原因となることもあるので注意が必要です。


ドッグフードの「無添加=完全無添加」じゃない!?無添加の思わぬ落とし穴

  • 「無添加」の表記には法的な定義がなく、メーカーごとの独自判断で使われている

  • 一部の添加物だけを除いた“部分的無添加”でも「無添加」と表示できてしまう

  • 合成保存料や着色料が含まれていても「香料無添加」などの限定表記が可能

  • 「完全無添加」や「100%無添加」と明記されている方が実質的な安全性は高い

  • 原材料表示を細かくチェックしないと、本当に無添加かどうかは判断できない


ドッグフードにおける「無添加」の表記は、実はとても曖昧です。

これは、法律上「無添加」という表記に明確な定義がなく、メーカー側が独自の基準で使用しているからです。

だから法律上の明確な定義がないため極端な場合「香料だけ不使用」でも「無添加」と表示できてしまいます。

実は「無添加」とだけ書かれたドッグフードの中には一部の添加物だけを除いた“部分的無添加”の可能性もあるのです!

そのため飼い主さんが「無添加だから安心」と思って選んだドックフードの中に、合成保存料や着色料が含まれていたということも少なくありません。

また「香料無添加」であっても香料は使っていないけれど、その代わりに保存料や着色料は含まれていることがあるので、原材料欄を見て「何が無添加なのか?」を見極めるようにしましょう。


ドッグフードの「ナチュラルフード」は本当にナチュラル?無添加とはまた違った表記です!

  • 「ナチュラルフード」は法律上の明確な定義がなく、メーカーによって基準が異なる

  • 「ナチュラル」は自然由来の原材料を使っていることを指すが、添加物が含まれていることもある

  • 「無添加」は“特定の添加物を使用していない”ことを指すが、栄養補填が不十分なこともある

  • ナチュラルフードには、サプリメントなどの“安全な添加物”が意図的に含まれている場合がある

  • 両者は目的が異なるため、成分表示や栄養バランスを確認することが重要

「ナチュラルフード」と聞くと、完全に自然な材料だけで作られていると思いがちですが実際には、“ヒューマングレード”と呼ばれる、人間が食べても安全とされる品質の食材を使用しているだけです。

そのためナチュラルフードと記載があっても、犬にとって必要な栄養素を補うために安全性の高い添加物(ビタミンやミネラルなど)を加えているフードであることが多いんです。

ナチュラルフードは「健康的で栄養バランスに配慮されている」ことが重視されている一方で、添加物が完全に入っていないわけではありません!

つまり、「ナチュラル=無添加」ではないですし、それぞれのドッグフードで犬の健康に対するアプローチが異なります。

ナチュラルフードは「安全で自然に近い食事」を目指し、無添加フードは「不要な人工物を一切使わないこと」に重きを置いています。

一方で、「無添加」と表示されていても、ビタミンやミネラルなどの栄養素が十分に含まれていない場合があり、AAFCO※などの“総合栄養食”の基準を満たしていないフードも存在します。

実際に比較するとナチュラルフードと無添加のドッグフードには次のような違いがあるのです。

項目

ナチュラルフード

無添加ドッグフード

添加物の考え方

安全性が高ければ添加物を使用する(ビタミン・ミネラルなど)

人工添加物を極力排除。一部は完全不使用

栄養バランス

総合栄養食として設計されていることが多い

栄養補填がない場合があり、栄養バランスが不十分なケースも

原材料の基準

ヒューマングレードなど、高品質な素材を使用

添加物は排除していても、原材料の質は商品により差がある

だからこそ、表記だけにとらわれず、「何が入っていて、何が入っていないのか?」をきちんと確認することが、愛犬の健康を守るためには欠かせない視点になります。

愛犬の体は毎日のゴハンで作られます。

パッケージの印象だけにとらわれず、中身を見て選ぶ意識を持つことが、健康寿命を伸ばす第一歩です。

目的や愛犬の体質に合わせて、どのタイプが最適かを見極めて選ぶことが大切です。「なんとなく安心そう」ではなく、表記の意味を正しく知っておくと、フード選びがグッとラクになります。

次の章では、ワンちゃんの健康を考えた時にチェックしたい原材料について詳しく解説します。

※AAFCOとは、アメリカ飼料検査官協会のこと。ペットフードの栄養基準や成分表示のガイドラインを定めている団体。


無添加だけじゃない!ワンちゃんの健康を考えた時にチェックしたい原材料たち

確認ポイント

具体的な内容

注目すべき理由

主原料の表示

例:鹿肉、生鶏肉、生魚など

動物性たんぱく質の質が高く、栄養吸収が良い

産地の明記

例:国産○○県産、外国産(産地不明)

国産の方が輸送過程での酸化リスクが低い

副産物・ミール

例:肉副産物、○○ミール

品質にばらつきがあり、消化に負担がかかることも

穀物の種類

例:トウモロコシ、小麦、大麦、玄米など

小麦はアレルゲン(アレルギー物質)の原因ランキング上位のため注意が必要

保存料・添加物

例:BHA、BHT、エトキシキンなど

発がん性リスクが指摘されている添加物もある

無添加ドッグフードを選ぶ際には、原材料欄もなるべくチェックしてください。

なぜならドックフードのパッケージに書かれている「無添加」だけでは、本当に体に優しいフードかどうかは判断できないからです。

まず注目したいのは主原料の質です。

「肉副産物」や「ミール」ではなく、「鹿肉」「生鶏肉」など具体的に明記された動物性たんぱく源が使われているかを確認しましょう。

これらの“生の動物性たんぱく質”は、高品質で、消化吸収にも優れているだけでなく、犬の体が本来必要とするアミノ酸や脂肪酸が豊富に含まれており、加熱加工された副産物よりも体内での利用効率が高いからです。

また、原材料の産地もチェックしたい項目です。

「国産○○県産」など詳細に書かれていれば信頼度は高めですが、「外国産」や「産地不明」といった表記のドッグフードは、そもそも原材料の品質や管理体制の透明性が低いため、信頼性に乏しい傾向があります。

こういったフードは、長距離輸送や保管中の温度変化により、原材料が劣化したり酸化したりするリスクがあるため注意が必要です。

特に脂質を多く含む原材料は酸化しやすく、風味の低下だけでなく、体への悪影響も懸念されます。

そのため、製造元や流通経路が明確で、新鮮な状態で届けられる国産フードのほうが、安心して選べるポイントになります。


原材料欄で意識して欲しい「グルテンフリー(小麦フリー)」の意味と注意点

さらに、小麦アレルギーが心配なワンちゃんには「グルテンフリー(小麦フリー)」かどうかの確認が大切です。

グルテンフリーとは、小麦などに含まれる“グルテン”というタンパク質だけを除いたもので、次のような違いがあります。


項目

グルテンフリー

除去対象

小麦などに含まれる「グルテン(たんぱく質)」

グルテンを含まない原料

米やとうもろこし、大麦などの穀物

主な対象

グルテンにアレルギー反応を示すワンちゃん

このようにグルテンフリーでもドッグフードの中に穀物自体は入っていることがあるため、小麦を避けたい場合は「グルテンフリー(小麦フリー)」表記を確認することが大切です。


犬の健康に直結する保存料や酸化防止剤などの添加物の注意点

添加物の種類

具体例

注意点

合成酸化防止剤

BHA、BHT、エトキシキン

発がん性リスクが指摘されている。日本でも使用量に制限あり

合成保存料

ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム

長期摂取で肝臓や腎臓への負担が懸念される

着色料

赤色3号、40号、102号、105号、青色1号

見た目のためだけに使われ、発がん性・アレルギーの懸念も

香料

人工香料(成分非公開も多い)

嗜好性は上がるが、アレルギーや胃腸の不調の原因になることも

安全とされる天然添加物

ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール(ビタミンE)

酸化防止目的で使用。比較的安全性が高く、無添加製品にも使われる

ドッグフードを選ぶとき、「無添加じゃないから不安…」と感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか?

確かに、人工的な保存料や酸化防止剤の中には、犬の健康に悪影響を与える可能性があるものが含まれています。

たとえば、BHAやBHT、エトキシキンなどは発がん性が疑われており、使用量には厳しい上限が設けられています。安価なドッグフードには使われていることが多いのでご注意ください。

また「赤色〇号」「青色〇号」などの合成着色料は、見た目を良くするためだけに使われることがほとんどで、アレルギーや健康被害の報告もあり、おすすめできません。

ドッグフードに使用される着色料や香料などの人工添加物は、見た目や香りを良くするために加えられているだけで、犬の健康や栄養には直接関係しません。

そのためドッグフードには、これらの成分は不要な添加物であり、できれば避けたい原材料の1つです。

ただ、ドッグフードに使われているすべての添加物が危険というわけではありません。


ドッグフードに含まれる天然成分由来の安全性が比較的高いとされている添加物一覧

添加物名

主な目的

由来・特徴

ミックストコフェロール

酸化防止

ビタミンEを主体とした天然成分。脂質の酸化を防ぐ

ローズマリー抽出物

酸化防止・保存性向上

抗酸化作用が高く、香りも自然で犬にも優しい

クエン酸

pH調整・保存性向上

レモンなどに含まれる酸味成分。食品にも広く使用

酢酸ナトリウム

保存料

お酢由来の成分で、菌の増殖を抑える働きがある

ビタミンC(アスコルビン酸)

酸化防止・栄養補助

天然ビタミンとして使用され、体内でも重要な役割を持つ

保存性や栄養バランスを保つために、安全性が確認された天然由来の酸化防止剤やビタミンミネラルの補助成分などが使われることもあります。

上記の表を参考に添加物の「目的」や「種類」によって、注意すべきものとそうでないものを見分けることが大切です。

たとえば、「ローズマリー抽出物」や「ミックストコフェロール(ビタミンE)」などの天然由来の酸化防止剤は、酸化による劣化を防ぎ、フードの品質を保つ役割を果たしています。

これらは無添加をうたうブランドでも、安全性が高い添加物として採用されていることが多いからです。

また、これらの添加物はドッグフードの品質を保ちながら栄養価を補えるため、フードの安全性と実用性を両立できる点も評価されています。



ドッグフードは手作りの方が良い?手作りvs無添加は、どっちが良いの?

無添加の中には添加物が入っているものもある。ナチュラルフードは、ナチュラルじゃない。

そんな不安から、自分で作った手作りドッグフードの方が安心だと感じる飼い主さんは少なくありません。

確かに、自分の目で選んだ素材を使って愛犬のためにドッグフードを作るという意味では、手作りドッグフードの方が安心かもしれません。

しかし、実際には手作りドッグフードにも次のような注意点があります。

比較項目

手作りドッグフード

無添加ドッグフード

栄養バランス

飼い主の知識が必要。偏りが出やすい

専門家監修でバランス設計されていることが多い

安心・安全

使う食材が見える安心感がある

保存料・添加物が排除されていて安心感が高い

手間と時間

毎回調理が必要で負担が大きい

開封してすぐ与えられ、手間が少ない

保存性

日持ちしない。冷蔵・冷凍が必須

密封や乾燥で一定期間保存が可能

コスト

素材にこだわるとコストが高くなる

無添加タイプはやや高価だが、量や栄養設計で調整可能




犬の健康という観点では、手作りドッグフードが必ずしも最善とは限りません。

市販の材料でドッグフードを作る場合は、栄養バランスの調整が非常に難しく、特にカルシウム・リン・ビタミン類の不足や、カロリー過多・不足が起こりやすいと言われています。

さらに、飼い主側にフードに関する知識が不足している場合、良かれと思って与えた食材が、かえって栄養の偏りやアレルギーの原因になることもあるのです。

とくに子犬や高齢犬、病後のケアを必要とするワンちゃんにとっては、必要な栄養素がしっかり揃っているかが重要になります。

こうした背景からも、総合栄養食として設計された無添加ドッグフードを活用することは、健康管理の面でも非常に有効です。


ドッグフードと犬の健康の関係性|手作りと市販フードの影響を科学的に理解しよう

  • 無添加のドッグフードは「高タンパク・低炭水化物」の栄養設計が多く、犬の本来の代謝に近い

  • 手作り食は“祖先食”や“本能的な選好”に基づいた食事だが、栄養バランスの保証が難しい

  • 商業フードは栄養素の吸収率や安全性の観点から加工工程が重視されている

  • 無添加のドッグフードは「全体食材(ホールフード)」が注目されており、栄養素の相乗効果(フードシナジー)が期待されている

  • 高タンパク・高脂質の自然食はアクティブな犬に向いているが、運動量の少ない犬には肥満リスクがある

米国動物科学会誌に掲載された論文「ナチュラルな食事と犬や猫の生理機能への影響(2014)」によると、ナチュラル志向の手作り食や自然食は、犬の本来の代謝や食性に近い設計ではあるが、すべての犬にとって最適というわけではないと語られています。

特にアスリート犬や作業犬など、毎日長距離の散歩や活発な運動をこなす犬には、たんぱく質を多く、炭水化物を控えめにした「高たんぱく・低炭水化物型」の食事が適しているとされています。

逆に、室内で過ごす時間が多く、運動量の少ない犬の場合は、同じ食事内容を続けるとエネルギー過多になりやすく、過剰なたんぱく質や脂質が体内で消費されずに蓄積されてしまう可能性があります。

意外に思われるかもしれませんが、手作りドッグフードの方が、愛犬の肥満を引き起こしたり、肝臓や腎臓に負担をかけてしまうリスクがあるのです。

さらに、手作りドッグフードは調理方法や素材の選び方によって、カルシウムやリン、ビタミンD・E・B群などの微量栄養素が不足しやすいという課題も指摘されています。

特に、骨の成長が著しい子犬や、回復力が落ちているシニア犬にとっては、栄養バランスの崩れが健康被害に直結するおそれがあるため、注意が必要です。

その点、市販の無添加ドッグフードやナチュラルフードは、犬の消化吸収のしやすさや安全性を考慮した上で、必要な栄養素を過不足なく摂れるように設計されています。

そのため、活動量に関係なく、幅広い犬種や年齢に対応しやすいという安心感があります。

つまり、手作りドッグフードが必ずしもすべての犬に合うとは限らないということです。

大切なのは、「うちの子にはどんな体質・生活スタイルがあるのか?」をきちんと把握した上で、目的や状況に応じたフードを選んであげること。

それが、愛犬の健康を長く守るための第一歩になります。

出典:Natural pet food: A review of natural diets and their impact on canine and feline physiology(訳:ナチュラルペットフード:ナチュラルな食事と犬や猫の生理機能への影響)


無添加ドッグフードでサポートできる、症状別の健康トラブル対策一覧

症状・トラブル

考えられる原因

無添加ドッグフードでの対策

涙やけ

添加物や酸化した油脂、アレルギー反応

保存料・香料不使用のフードに切り替えることで軽減が期待できる

皮膚のかゆみ・赤み


小麦アレルギー、合成添加物の刺激


LID(限定原材料食)やグルテンフリーフード(小麦不使用)でアレルゲン除去

軟便・下痢

消化不良、添加物による腸内バランスの乱れ

高消化性の原材料と無添加処方で腸内環境を整える。アレルギー性の下痢の場合はLID(限定原材料食)やグルテンフリーフード(小麦不使用)でアレルゲン除去

食いつきの悪さ

酸化した脂質や人工香料への拒否反応

天然肉の旨みが活きた無添加フードで改善されることがある

肥満傾向

栄養過多・質の悪い原材料による過剰摂取

高たんぱく・低脂質な自然派フードで適正体重をサポート

無添加ドッグフードは、「体にやさしい」というイメージだけで選ばれがちですが、実際には愛犬のさまざまな健康トラブルを根本から見直す手段としても注目されています。

米国動物科学会誌に掲載された先の論文では、人工添加物や酸化した脂質が犬の体内でストレス反応や慢性炎症を引き起こす可能性があると報告されています。

この研究をふまえると、涙やけや皮膚のかゆみといった症状も、日々の食事に含まれる合成成分が影響しているケースがあると考えられます。

実際に、保存料や香料などを排除した無添加フードに切り替えたことで症状が改善したという飼い主の声も多く報告されています。

また、軟便や下痢などの腸内環境の乱れによる消化トラブルに対しても、合成添加物を避け、高消化性の動物性たんぱく質や食物繊維が適切に配合されたフードを与えることで、腸内フローラが整いやすくなるとされています。

このように、無添加ドッグフードは「愛犬の身体へのやさしさ」だけでなく、「体質改善」の入り口にもなり得る存在として、科学的にも注目されているのです。

「愛犬の健康にあったドッグフードを選びたい」という方は「メゾン・ド・ジビエ」のように、アレルギー専門の獣医師の厳しいチェックを受けたLID(限定原材料)フードを選べば体質に合わない成分を避けながら、しっかり栄養も補うことができるようになるでしょう。

もちろん、すべての病気や気になる症状がフードだけで完全に治るわけではありません。

しかし、愛犬も同じく「毎日口にするものを見直す」ことは、薬に頼る前にできる大切なケアです。

健康に不安がある子こそ、無添加ドッグフードという選択肢を一度チェックしてみる価値がありますよ。



続けられる無添加フードの選び方を知ろう!安全も考慮した「現実的なドッグフードの選択肢」

  • 完全無添加だけに固執せず、天然由来の酸化防止剤など安全性が高い添加物の使用も視野に入れる

  • 「総合栄養食」としての基準(AAFCOなど)を満たしているかどうかをチェックする

  • 継続しやすい価格帯や購入方法(定期便・小分けパックなど)が用意されているかを見る

  • 原材料の産地・製造元・開示レベルの透明性が高く、信頼できるブランドを選ぶ

  • 愛犬の体調やライフステージに合わせて“今”に合った内容かどうかを見直して選ぶ

どんなに理想的な無添加フードでも、価格が高すぎたり、購入しにくかったりすると続けるのが難しくなってしまいます。

でも、本当に大切なのは「ずっと続けられること」ではないでしょうか?

なぜなら、人間も愛犬も、毎日の食事によって身体がつくられているからです。

当たり前ですが、食べるものすべてが、体を動かすエネルギーだけでなく、内臓や皮膚、筋肉、そして免疫力の基盤にもなります。

それが、日々の健康を積み重ねる“食の土台”になるからです。

一度きりの「ごちそう」よりも、毎日無理なく続けられる“ちょっといいごはん”を選ぶことが、結果的に愛犬の健康寿命をのばす近道になります。

この章では、愛犬の健康を考えて、現実的に選び続けることができるドッグフードの特徴をご紹介します。


愛犬のことを考えて選ぶべきドッグフードの5つのポイント

チェック項目

見るべき内容

理由・注目ポイント

原材料の品質

ヒューマングレード素材かどうか

人が食べられるレベルの素材を使っているかで、安全性と信頼性が大きく変わる

アレルギー対応

LID(限定原材料食)や小麦の有無

涙やけ・かゆみなどの体質トラブル対策に直結する

無添加・無保存料

人工添加物や合成保存料の不使用

健康被害リスクを抑え、長く続けても安心

誰が監修しているか

獣医師・動物栄養士と共同開発か

専門家が関わることで、健康面の信頼度が高まる

製造背景の透明性

国産・小規模製造・公式ページでの情報開示

どこで、どんな思いで作られているかが明確なブランドは継続的に信頼できる

ドッグフードを選ぶとき、「無添加だから安心」「原材料がいいから安全」と思いがちですが、本当に安心できるかどうかは“誰が、どう作っているか”まで見てこそ判断できるものです。

信頼できるドッグフードの多くは獣医師と共同開発されたものが多く、またその原材料も天然由来の肉や有機栽培された食物などヒューマングレードの国産素材だけを使用したものがほとんどです。

当然、人工的な添加物や保存料は一切不使用なだけでなく、犬の食いつきや嗜好性についても考慮されています。

健康に良いのは当たり前。その上で、毎日愛犬が食べ続けたくなるような香りや食感、素材の旨みまで大切にした設計になっているんです。

だからこそ、「体にいいだけじゃなく、ちゃんとおいしい」が両立できる。
それが、無理なく長く続けられる無添加ドッグフードの理想形なのです。

そしてもうひとつ大切なのは、そのフードが“どこで作られていて、どんな人が、どんな思いで作っているのか”を知ること。

ただ原材料の一覧を見るだけよりも、背景までわかるフードの方が、ずっと安心して選ぶことができます。

 「愛犬のために心をこめて作られているかどうか」も、フード選びで大事にしたいポイントなんです。



愛犬のことを考えて信頼できる国産の無添加ドッグフードを選びましょう!

飼い主さんにぜひ知ってほしい!信頼できるフード選びの5つのポイント

  • ドッグフードの「無添加」表記には法的な定義がないため、内容を見極める力が必要

  • 「完全無添加」や「100%無添加」と明記された製品のほうが実質的な安心感が高い

  • 「ヒューマングレード」「国産素材」「獣医師監修」など、作り手のこだわりが見える商品を選ぶ

  • 栄養バランスや保存性、安全性を満たす“続けられる無添加ドッグフード”が理想的

  • 成分表だけでなく、誰がどんな想いで作っているかに注目することで選び方が変わる

この記事では、無添加ドッグフードの“本当の見極め方”と、信頼できるフード選びの視点について解説してきました。

大切なのは、「無添加だから」ではなく、「誰が、どんな想いで、どんな素材で作っているか」。

愛犬の健康のことを考えているのなら、、まずはアレルギー専門獣医師と共同開発された「メゾン・ド・ジビエ」のフードをチェックすることから始めてみませんか?

 メゾン・ド・ジビエ公式サイトでチェックする

 

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